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城南鵬翔クラブ00002024
大森ホワイトスネークスA1011002x5
初回に内野フライの連携ミスから先制点を献上。
2回以降は2年生エースの熊本が踏ん張るが、相手3年生の強打に2本のソロホームランを許してしまい、0-3の劣勢で終盤を迎える。

ここで流れを変えたのは4人しかいない3年生たちだった。
4回からリリーフでマウンドに上がった村上(3年)が4~6回の3イニングを全て三者凡退に抑えて、守備からリズムを作る。
また、普段はコーチに怒られてばかりの坂田(3年)がその流れに乗ったのか、普段守らないサードで好守備と言うか当たり前の守備だが、普段は見せないハツラツとした足の動きと珍しく安定した送球でチームに流れを持ってくる。
コーチのガミガミよりも、緊迫した試合の方がこういう選手は育つのだなとベンチで感じて見ていた。

4回まで相手の好投手エースに全て三者凡退に抑えられていた5回の攻撃。
1死から3年一の真面目男の根本がレフトへの2塁打で雰囲気を変える。
続く坂田も7球粘って四球でチャンスを広げる。
2死23塁となった場面で、代打江原(1年)が登場。
相手3年生エースの渾身のストレートを弾き返すとセンター前に抜ける。
2塁から坂田も好走塁で1点差に迫り、グランドの雰囲気を一気に変える。
6回裏の守備も残り2~3分で時間切れのところを、村上が三者凡退で最終回の攻撃に望みを繋ぐ。

最終回の攻撃
先頭の村上が全くタイミング合わず簡単に追い込まれるもここでやらかす!!
3球目をフルスイングするとスローモーションの様に打球はレフト上空へ消えていく。
まさかまさかの同点ホームラン。
続く根本が、前の打席までクルクル空振りしていた変化球をセンター前にしぶとく運ぶと、打球処理を誤る間に2塁へ。
その後、桑折(3年)のショートゴロが相手の悪送球を誘い一気に逆転して最後の守備へ。

ここでしっかりとした野球をしてくるのがスネークスの強さであり、先頭を四球で出してしまったのが鵬翔の弱さ。
確実に送りバントで送られ、センターオーバー2塁打で同点、最後はしぶとくライト前に運ばれサヨナラ負けを喫した。

大森ホワイトスネークスの3年生のひたむきなプレーのお陰で、鵬翔の選手も、特にベンチ入りした1年生にはとても良い刺激がもらえる試合でした。
対戦本当にありがとうございました。

このホームページでも何度も書いていますが、鵬翔3年生は大敗の連続の1年生リーグからのスタートでした。
それが3年になってからは城南連盟の他3年生チームとも互角の試合も出来るようになり、今日の様な熱い試合も出来るまでになりました。
ここで勝たせられないのはコーチの力不足と、鵬翔の選手にももう少し何かが足らないその2つです。
そこをお互いに埋めて、残りの中学野球生活の中で今日の様な試合を1試合でも多くして、1試合でも多く勝利の嬉しさも味わいましょう。
負け試合でこんなことを言っている様ではコーチ失格ですが、今日は素直にナイスゲームでした。